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塗る・貼る・かぶせるが基本!
インテリアの色を統一して部屋を広々見せる

カラーコーディネートのテクニック」で、ベースカラーに白を使い、好きな色をメインカラー・アクセントカラーに統一することで部屋を広く見せられると書きました。
しかし、賃貸マンションなどでは建具の色がそもそもインテリアに合っていない場合があります。また、既に持っている家具の色に統一感がないからといって、買い替えるのもなかなか難しいかと思います。

そんな場合には、思い切って家具や建具の色を変えてしまいましょう。色を変えるポイントは、「塗る・貼る・かぶせる」です。

家具に色を塗る

家具の色を変える1番の方法は、色を塗ってしまうことです。

塗料はホームセンターなどに売られている水性塗料を使い、狭い部分はハケ、広い部分はローラーを使って塗ります。均一に塗りたい場合には、スプレー缶を使うといいでしょう。

塗装は晴れた日に屋外で行い、マスキングはしっかり行いましょう。雨の日や曇りの日では、塗った塗料が曇ってしまう場合があります。

上の写真は、右側のダイニングチェアの色を左側のチェアに合わせるため、スプレー缶で白く塗りなおしたものです。

建具にカッティングシートを貼る

色を塗るのはかなり面倒な作業ですし、賃貸マンションでは塗るための屋外スペースを確保するのも難しい場合があります。またそもそも賃貸マンションでは、建具の色がインテリアのイメージに合わないからといって、色を塗るわけにはいきません。

そのような場合には、カッティングシートを貼るという方法があります。

カッティングシートとは色がついた大きなシール状のシートで、物にもよりますが、東急ハンズなどで1mあたり700円程度で売られています。

木目調や大理石調プリントがされているものもありますので、インテリアのイメージや家具に合わせてこういったものを使ってみるのもいいでしょう(プリントされているものは、1mあたり2,000円程度となります)。
また、カッティングシートではありませんが、タイル調のシートなども売られていますので、こういったものを使って見るのもいいでしょう。

カッティングシートを貼る際には、空気が入らないように、霧吹きで貼る面を湿らせてから、へらを使って端から伸ばすように貼ると、いいでしょう。

上のキッチンの写真は、壁の色がベージュ、建具の色が黄色だったのですが、建具や換気扇にカッティングシートを貼り、壁にタイル調のシートを貼って統一感を出し、大幅にイメージを変えた例です。
またタイトル画像のベッドルームの写真は、木目調のカッティングシートをドレッサーに貼ったり、外したふすまに貼ってベッドボードにすることで、和風のイメージに統一した例です。

【注意】
建具にカッティングシートを貼る場合には、種類によってはカッティングシートがうまくはがれず、建具を傷つけてしまうことがあります。必ず確認の上、自己責任で行ってください。

ソファーにマルチカバーをかぶせる

ソファーなどには、色を塗ったりカッティングシートを貼ることはできません。そんな場合には、マルチカバーをかぶせるという方法があります。

マルチカバーとは、その名のとおりさまざまな用途に使える布で、いろいろな柄・大きさのものが売られています。
ソファー用には、3人がけであれば、200cm×300cmくらいのものを使うといいでしょう。東急ハンズなどで5,000円~8,000円程度で販売されています。

上のソファーの写真は、柄の入ったソファーを白のマルチカバーで覆い、イメージを統一した例です。

手持ちの家具や建具も、ひと手間加えることでイメージをガラッと変えることができます。いきなり大きな面積の家具の色を変えなくても、マルチカバーをかけたり、小さくカッティングシートを貼るだけでも雰囲気が変わります。こうした作業は意外と楽しいものです。みなさんもぜひトライしてみてください。

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